気道疾患フロンティア研究会

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会長挨拶

第1回気道疾患フロンティア研究会の開催にあたって

第1回気道疾患フロンティア研究会
会長 福永 興壱
慶應義塾大学医学部 呼吸器内科 教授

 このたび、2026年1月25日に一橋大学一橋講堂にて第1回気道疾患フロンティア研究会を開催させていただくことになりました。本会は、「閉塞性肺疾患研究会」の歴史的成果を継承し、現代の臨床と研究ニーズに応える新たな形で会を発展させていくことを目指し設立した「気道疾患フロンティア研究会」の記念すべき第1回目の研究会となります。

 「閉塞性肺疾患研究会」は1960年の創設以来、95回(前身の「肺気腫研究会」からでは100回を超える)にわたり呼吸器疾患、特に慢性閉塞性肺疾患(COPD)に関する研究の基盤を築き、我が国の呼吸器学研究の発展に大きく貢献してきました。「気道疾患フロンティア研究会」は、「閉塞性肺疾患研究会」が果たしてきた役割を継承し、喘息や気管支拡張症、非結核性抗酸菌症、副鼻腔気管支症候群などを含む幅広い気道疾患を対象とし、慢性気道疾患の包括的な研究を推進することを目的としています。本会は、アレルギー免疫反応、炎症のメカニズム、気道の生理学的変化などの最先端の研究成果を共有し、学術的な討議の場を提供します。さらに、多施設での共同研究の推進を目指し、従来の研究枠組みを超えた協力体制を促進し、新たな病態の理解と治療法の開発を目指します。

 また、製薬会社や画像機器会社などのニーズにも配慮し、より良い協力体制を築くことで、先人たちが築いてきた学術領域をさらに発展させ、多くの若い医師が集う場となり、オールジャパンで学術的知見を世界へ発信していくことを目指します。

 本研究会が、新たな知見や連携を生み出す場となり、気道疾患領域のさらなる発展へとつながることを心より願っております。多くの皆さまのご参加と、活発なご討議を賜れますことを、心よりお待ち申し上げております。

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