会長挨拶
第2回気道疾患フロンティア研究会の開催にあたって
会長 松本 久子
近畿大学医学部 呼吸器・アレルギー内科学教室 主任教授

このたび、第2回気道疾患フロンティア研究会を、2027年1月23日(土)にウインクあいちにて開催いたします。本研究会は、「閉塞性肺疾患研究会」により築かれてきた歴史的な学術基盤を継承しつつ、現代の臨床・研究ニーズに即した新たな枠組みとして発展させることを目的に設立された学術集会であり、慢性気道疾患に関する最新知見を共有し、活発な討議を行う場として準備を進めております。
「閉塞性肺疾患研究会」は1960年の創設以来、長年にわたり呼吸器疾患、特に慢性閉塞性肺疾患(COPD)を中心とした研究の礎を築き、我が国の呼吸器学の進展に大きく寄与してきました。本研究会はその志を受け継ぎながら、喘息、気管支拡張症、非結核性抗酸菌症、副鼻腔気管支症候群など多様な気道疾患を視野に入れ、慢性気道疾患を包括的に捉えた研究の推進を目指しております。
本研究会では、アレルギー免疫反応や炎症機序、気道の生理学的変化、画像・解析技術の進歩など、各領域の最新成果を共有するとともに、臨床現場における課題解決に直結する議論を深めることを企図しております。さらに、多施設共同研究の促進や学術ネットワークの強化を通じて、従来の枠組みにとらわれない協働体制を育み、新たな病態理解と治療戦略の創出につなげることを目指します。
また、呼吸器・気道疾患に関連する製薬会社、医療機器・医療関連企業等との建設的な連携にも配慮し、相互に有益な協力関係のもとで学術領域の発展を図ってまいります。若手医師・研究者の参画をさらに促し、国内の知見を統合して世界へ発信できる場となるよう努めてまいります。
本研究会が、新たな知見や連携を生み出す場となり、気道疾患領域のさらなる発展へとつながることを心より願っております。多くの皆さまのご参加と、活発なご討議を賜れますことを、心よりお待ち申し上げております。
